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役員報酬とはどういうものなのか

役員報酬とはどういうものなのか
  • 第103回
  • 2021/09/13

役員報酬と給与との違いについて

会社の役員に支払われる報酬を役員報酬、その会社の従業員の労働への見返りとして支払われるものが給与というのはイメージが付きやすいと思います。ただこの名称が違うということはとても大きな違いがあります。
1番の違いとしては経費にできるかどうかということです。役員報酬の場合、定期同額(下記に詳細は記載しますが毎月同じ金額ということです)で支払われていないと経費とすることができません。逆に給与の場合は全額経費にすることが可能ですし金額も増減自由です。
2つめの違いとしては役員報酬の場合雇用保険料は徴収されません、役員は会社法では労働者ではないので雇用保険に加入することができないからです。雇用保険は失業を余儀なくされた従業員が失業保険を得るためのものですので役員の方は適用外です。
このように違いはあれど所得税の計算上は役員報酬も給与も同じように取り扱われます。
どちらも所得税を徴収されますし計算方法も同じです。2か所以上で給与を受け取っている場合も同じく税率が変わります。

定期同額給与とは

役員報酬は原則として定期同額給与で支払われるように決まっています。従業員給与が労働の対価として給与が支払われるのに対し役員報酬は定款の規定又は、株主総会での決議にて金額を決めることができます、そうすると年度末に経費が足りないとなった時にそれなら役員報酬を高くしようなどといったことが行われるかもしれません。そういったことを防ぐために毎月同額の支払いとなっているのですが、決めるタイミングとしては事業年度開始から3か月以内となっています。株式会社であれば株主総会議事録や取締役会議事録を作成しそちらに金額を明記しその年度内は同額を払い続けることで会社の経費にすることが認められます。1年間同額ということなので浮き沈みする会社の経営をよく見極め金額を設定することが必要となってきます。
金額決定に関しては、会社の経営計画から当期の利益を予測しそこから自身の報酬を決めたり、税金や社会保険料の負担を下げるためにとても低く設定したり、逆に社会的信用力を高めるため(融資やローンを下りやすくするため)に高めに設定したりなど会社ごとに様々です。
また、役員報酬には給与とは違い何月締めの何月払いという概念はなく支払ったその月に経費として認められます。たとえば給与に関しては10月末までの分を11月に支払うというように働いた月と支払いの月がちがうこともありますが役員報酬に関してはそれがありません。

事前確定届出給与とは

事前確定届出給与とは、役員に対して所定の時期に所定の金額を支払うという旨を定めて、事前に税務署に届出をして支払う給与のことをいいます。上記定期同額給与にて役員は毎月同額を支払わなければいけないと記述しましたが、役員に賞与を支給したい場合など毎月同額を支払うことは理論上不可能というかもはやそれは毎月の給料です。そういった場合あらかじめ税務署に所定の金額を届出しておけば役員への賞与を経費として認めるのが「事前確定届出給与」です。定期同額給与は届出が不要なのに対しこちらは届出が必要で、さらに届出を出した金額と違う金額を支払った場合罰則を受けることもありますのでこちらもしっかりと先を見据えた判断が必要となってくると思われます。

以上、役員報酬についてのご説明でした。
会社の利益を大きくする、個人にお金を残したい、思いは様々だと思いますが経営にも大きく関与してくるところだと思いますのでご不明点等ございましたらお気軽に「大阪会社設立相談所」までご連絡ください。

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